フロントエンドエンジニアになるには?目指す方法や必要スキルを紹介
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そもそもフロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションのフロントエンド部分を開発・保守するエンジニアです。
フロントエンドとは、ユーザーが直接目にする部分のことで、Webサイトの見た目や動きを指します。
フロントエンドエンジニアは、プログラミング言語を使用して、ユーザーが使いやすいWebサイトやWebアプリケーションを開発します。
フロントエンドエンジニアの仕事の流れは、以下の通りです。
- クライアントからWebサイトやWebアプリケーションの要件をヒアリング
- ユーザーのニーズや要望を理解し、WebサイトやWebアプリケーションをユーザーにとって使いやすいように設計
- プログラミング言語を使用して開発
- 開発したWebサイトやWebアプリケーションのテストを行い、不具合があれば修正
- 公開後の運用・保守やパフォーマンスの改善
また、これらの流れの中で以下のような作業を行います。
- デザインの実装:デザイナーが作成したデザインをコーディングし、実際のページに反映します。HTML、CSS、JavaScriptなどを使ってデザインをコード化します。
- ユーザーインターフェースの作成:ユーザーが直接操作する部分(ボタン、フォーム、メニューなど)を作り、その動作をプログラムします。
- レスポンシブデザインの適用:スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスに対応したデザインを作成します。
- パフォーマンスの最適化:Webページの読み込み速度を向上させるための最適化を行います。
関連記事:フロントエンドエンジニアとは?仕事内容ややりがい、年収などについて解説
フロントエンドエンジニアの平均年収
求人ボックスによればフロントエンドエンジニアの平均年収は599万円となっています。
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は443万円なのでフロントエンドエンドエンドエンジニアの年収は高い傾向にあります。
また、スキルの高いフロントエンドエンジニアになってくると年収1000万円を超えることも可能です。
関連記事:年収1000万円のフロントエンドエンジニアになるには?目指す方法を解説
フロントエンドエンジニアの将来性
フロントエンドエンジニアの将来性は、今後も明るいと予想されています。
その背景として現代社会においてビジネスに限らず公共や医療などあらゆるデジタル化が進んでおり、それに伴いWebサービスの需要が増加しているためです。
そのため、WebサイトやWebアプリケーションを開発できるフロントエンドエンジニアの需要は高まっています。
また、フロントエンド関連の技術やツールは日々進化しており、これらを自らキャッチアップして使いこなせるフロントエンドエンジニアは市場価値が高く、高収入を目指すことが可能です。
関連記事:フロントエンドエンジニアの将来性は?AIに奪われる?キャリアアップについても解説
フロントエンドエンジニアを目指すのに必要な7つのスキル
フロントエンドエンジニアになるには、フロントエンドの開発を行うためのスキルが必要です。
ここでは、フロントエンドエンジニアを目指すのに必要な7つのスキルを紹介していきます。
- プログラミングスキル
- CMSに関する知識やスキル
- Webサイトのデザイン制作スキル
- UI/UX設計のスキル
- サーバーサイドで使用する言語の知識
- SEO対策の知識
- プロジェクトマネジメントの知識
1:プログラミングスキル
フロントエンドエンジニアは、Webサイトなどのフロントエンドを構築することが主な仕事です。フロントエンドを構築するためには、プログラミングの知識やスキルが必要になります。
フロントエンドを構築するための代表的なプログラミング言語について、いくつか紹介します。
HTMLやCSS
HTMLとCSSはWebページを構築するためのプログラミング言語です。HTMLはデザインされたWebページの構成を構造化して、タグを使ってコーディングします。CSSは、HTMLで作成されたページに対して、文字の色や大きさ、背景など見た目を装飾し整えるものです。
HTMLとCSSは、フロントエンドエンジニアになるには、最低限学んだ方がよいプログラミング言語です。
JavaScript
JavaScriptは、Webページに動きを持たせるために使われるプログラミング言語です。JavaScriptを使うことで、ページ遷移を行ったり、HTMLコンテンツやHTMLコードを変更したり、CSSのスタイルを変更したりすることができます。
名前の似ているJavaとは全く別のプログラミング言語なので、間違えないようにしましょう。
フレームワーク
フレームワークは、HTMLやCSS、JavaScriptを使って構築を行う際、効率的に開発を行うためにパターンや素材があらかじめ用意されているものです。
フレームワークを使用することで、共通のコーディングルールで開発ができます。メンテナンス性が向上するレスポンシブデザイン対応のものもあり、様々な端末に対応した画面が作れるといったメリットがあります。
フレームワークの知識は、効率的な開発を行うためには必要なスキルになるでしょう。
2:CMSに関する知識やスキル
CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略で、Webサイトやコンテンツを簡単な手順で構築し、管理・更新できるシステムのことです。
HTMLやCSSを使ってWebページを作成するよりは、比較的簡単に構築を行うことができますが、CMS自体の使い方や機能を理解している必要があります。そのため、CMSに関する知識やスキルも身につけておくとよいでしょう。
3:Webサイトのデザイン制作スキル
企業によっては、フロントエンドエンジニアにWebサイトのデザインを担当させることもあります。そのようなニーズに対応するためには、Webサイトのデザインに関する知識や制作スキルが必要です。
フロントエンジニアは、Webサイトの見た目の部分を構築するため、デザインに興味を持ってスキルを身につけることはプラスになるでしょう。
4:UI/UX設計のスキル
UIとは「ユーザーインターフェース」のことで、システムの表示や操作、入出力など見た目に関する部分を指し、UXとは「ユーザーエクスペリエンス」のことで、ユーザーがシステムを利用したときの感情を指します。
ユーザー視点に立ち、見た目だけでなく使いやすさや快適なレイアウトを意識した設計をすることは、Webサイトを構築する上で重要なことです。ユーザーのことを考えたUI/UXの設計を行うスキルは、身につけておきたいスキルの1つと言えるでしょう。
5:サーバーサイドで使用する言語の知識
フロントエンドの裏では、サーバーサイドで使用するプログラミング言語で作られたプログラムが動いています。JavaやPHP、PerlやRuby、SQLなどのサーバーサイドの言語の知識があれば、フロントエンドでより効率的な処理を行うページを構築することができます。
また、CMSの多くはPHPなどのサーバーサイドの言語で作られているため、それらの言語を理解していることで、CMSをより使いこなすことができるようになるでしょう。
6:SEO対策の知識
SEOとは、「検索エンジン最適化」のことで、検索エンジンで検索した際に、検索結果の上位に表示させるようにWebサイトの最適化を行うことです。検索結果の上位に表示されることで、ユーザーアクセスが多くなります。
SEO対策の知識があると、Webマーケティングの面でもプラスになるため、フロントエンドエンジニアとして、SEOについて学んでおく必要があります。
7:プロジェクトマネジメントの知識
フロントエンドエンジニアとして経験を積んでいけば、チームリーダーとしてチームをまとめる立場になることもあります。
チームリーダーにはプロジェクトマネジメントの知識が必要です。フロントエンドエンジニアからキャリアアップを目指すのであれば、マネジメントの知識も身につけておくのがよいでしょう。
関連記事:フロントエンドエンジニアに必要なスキル
未経験からフロントエンドエンジニアになるための3ステップ
それでは実際にフロントエンドエンジニアになるためにはどうすればよいでしょうか。ここでは未経験からフロントエンドエンジニアになるための3ステップについて解説します。
- プログラミング言語を学ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 就職・転職活動する
1:プログラミング言語を学ぶ
フロントエンドエンジニアになるためには、Web開発に必要なプログラミング言語を習得することが第一歩です。
特に重要なのはHTML、CSS、JavaScriptの3つです。これらはWeb開発の基本であり、どのようなフロントエンドのプロジェクトでも必要となります。
2:ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自分のスキルや実績をまとめた作品集です。
ポートフォリオには、自分が作成したWebサイトやWebアプリケーションを掲載しましょう。
これにより、自分の技術レベルを実際に示すことができます。ポートフォリオは就職活動時に企業に対して、自分のスキルを証明する大きな武器となります。
3:就職・転職活動をする
スキルを身につけ、ポートフォリオを作成したら、次は就職・転職活動のステップです。
自分がどのような会社や業界で働きたいかを考え、それに合った求人を探します。そして、履歴書や職務経歴書を作成し、応募します。
面接では、自分の技術スキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力を示すことも重要です。また、自分がどのようにして学習してきたのかを具体的に説明できるように準備しておきましょう。
なお、フロントエンドエンジニアとして働きたい会社を探すために、転職エージェントを利用することも一つの方法です。エージェントは自分の経験、スキル、希望に合った求人を探してくれます。また、履歴書や職務経歴書の作成、面接の練習など、転職活動全般をサポートしてくれるため、転職初心者にもおすすめです。
フロントエンドエンジニアになるための勉強方法
以上、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方法について解説しました。では未経験からフロントエンドエンジニアに必要なスキルや知識をどのように身につければいいでしょうか。
ここでは、未経験からフロントエンドエンジニアに必要なスキルや知識を身に付ける学習方法を紹介していきます。
- 独学で勉強し必要スキルを習得する
- プログラミングスクール等を活用する
- 職業訓練校を利用する
- 研修制度のある企業へ就職する
1:独学で勉強し必要スキルを習得する
フロントエンドエンジニアになるために必要なスキルはネット上や書籍でも学ぶことが可能です。
そのため、独学でも習得が可能です。
独学のメリットは費用が安く抑えられ、自分のペースで学習することができる点です。しかし、モチベーションを自分で維持しなければならない、あるいは疑問や問題点につまづいた時に挫折しやすいというデメリットもあります。
関連記事:効率のいいプログラミングの勉強法とは?言語別やツール別に分けて紹介
2:プログラミングスクール等を活用する
独学でプログラミングを学ぶのは難しいという方は、プログラミングスクール等を活用する方法もあります。
プログラミングスクール等を活用する場合、独学に比べて費用はかかりますが、カリキュラムが整っているため効率的に学習が進められる、講師が教えてくれるため挫折しづらいといったメリットがあります。
関連記事:無料体験・カウンセリングがあるプログラミングスクール12選!メリットも解説
3:職業訓練校を利用する
職業訓練校は、失業中または求職中の人が新たな仕事に就けるように就職・転職を目指す人向けの教育機関で、フロントエンドエンジニアに必要な知識・技術を系統的に学ぶことができます。
また、低収入者や失業者など一部の人には職業訓練受講手当などが適用されることもあります。
ただし、通学に時間がかかったり、開講されているコースや地域によっては希望のスキルが学べない可能性もある点は注意が必要です。
4:研修制度のある企業へ就職する
未経験でもOKな企業の場合、研修制度やフォローアップによってスキルを高める機会が整っていることがあります。
未経験でもOKまたは研修制度がある企業に就職することで、フロントエンドエンジニアに必要なスキルを学ぶという方法もあります。もし、そのような企業でスキルを学んでいく場合は、自ら積極的に学んでいきましょう。
フロントエンドエンジニアを目指すのに役立つ5つの資格
フロントエンドエンジニアになるために必須の資格というものは特にありません。しかし、資格取得を目指すことで、フロントエンドエンジニアとして役立つ知識が身につき、資格を取得できれば、スキルや知識があることの証明になります。
ここでは、フロントエンドエンジニアを目指すために役立つ5つの資格を紹介していきます。
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- CIW JavaScript Specialist
- Webクリエイター能力認定試験
- Ruby技術者認定試験
- 基本情報技術者試験
1:HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、フロントエンドエンジニアに必要なプログラミング言語であるHTMLやCSS、JavaScriptなどの最新マークアップに関する知識や技術力を認定する試験です。
Webサイト構築に関する基礎的な知識や技術力を測るLevel.1とシステム間連携や動的なコンテンツを制作するなど応用的な知識や技術を測るLevel.2の2種類の試験があります。フロントエンドエンジニアを目指すならば、Level.2の試験がおすすめです。
試験概要|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト
2:CIW JavaScript Specialist
CIW JavaScript Specialistは、アメリカの情報技術試験であるCIW(Certified Internet Web Professional)の試験の1つです。その名前の通り、JavaScriptに関する知識や技術力を測る試験です。
英語での試験となるため、この試験を受ける場合は英語ができることが前提となります。英語が得意であり、JavaScriptの知識をつけたいのであれば、受けてみるのもよいのではないでしょうか。
Get Web Technology Certification Training - Browse Our Online Certifications | CIW
3:Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する試験で、Webサイトのデザイン能力やコーディング能力を認定する試験です。
基礎的な技術力を実技問題にて測る「スタンダード」とより応用的な技術を知識問題と実技問題で測る「エキスパート」の2種類の試験があります。
試験内容(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
4:Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Rubyを使用したシステムに関わる人を対象にしたRuby技術者としての技術力を認定するための試験です。この試験に合格することで、Rubyによる高いシステム開発能力を持っていると証明されます。
知識と技術力の難易度によって、「Silver(Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 2.1)」と「Gold(Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version 2.1)」の2種類の試験が用意されています。
5:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する情報処理技術者試験の1つです。情報技術に関する基礎的な知識や技能が問われます。
ITに関する基礎的な知識が身につくため、システムエンジニアを目指すのであれば、まず始めに挑戦する試験としておすすめです。
>> 基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説
出典:基本情報技術者試験(FE) ~ ITエンジニアの登竜門 ~|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
フロントエンドエンジニアに向いている人の5つの特徴
未経験からフロントエンドエンジニアになりたいと考えている人の中には、自分がフロントエンドエンジニアに向いているか気になる人もいるのではないでしょうか。
ここではフロントエンドエンジニアに向いている人の特徴を5つ紹介していきます。
- Webデザインに興味がある人
- 最新情報に敏感で活かすことができる人
- ユーザーの反応を前向きに捉えることができる人
- チームワークを重視できる人
- コミュニケーション能力が高い人
1:Webデザインに興味がある人
フロントエンドエンジニアは、Webサイトの見た目の部分を構築します。ユーザーにとって見やすいデザインになっているか、使いやすい構成になっているかを考えることは重要です。
そのため、Webデザインに興味があり、今構築しているWebサイトのデザインは問題ないかを考えられる人はフロントエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。
2:最新情報に敏感で活かすことができる人
WebサイトのデザインやUIはその時々の流行りがあり、しかも、それは常に変化していきます。そのため、最新情報に敏感で、その情報を取り入れ、システム開発に活かすことができる人はフロントエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。
新しい技術やWebデザインのトレンドに興味を持ち、その情報を取り入れることはフロントエンドエンジニアとして必要なスキルです。
3:ユーザーの反応を前向きに捉えることができる人
フロントエンドエンジニアは、いかにユーザーが使いやすいWebサイトを構築するかを考える必要があります。時には、ユーザーからここが使いづらい、このUIは見づらいといった反応があるかもしれません。
反応に対しても、それならばここをもっと改善しよう、こうしたら見やすくなるかもしれないと前向きに捉え、ユーザーを喜ばせたいという気持ちを持っている人は、フロントエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。
4:チームワークを重視できる人
Webサイトに限らずシステム開発を行う際は、基本的にチームで開発を行うことが多いと言えます。フロントエンドを開発する際も、WebディレクターやWebデザイナー、バックエンドエンジニアなど担当の異なる人とのやりとりが必要です。
見た目がよく使い勝手もよい、そして、バックエンドにも負荷がかからず、効率的な処理が行えるシステムを構築するには、チームワークを重視し、他の部分を担当する人と協力し合える人が活躍できると言えます。
5:コミュニケーション能力が高い人
フロントエンドエンジニアは、チームメンバーやクライアントなど様々な人とコミュニケーションを取りながら、開発を進めていく必要があります。
>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
コミュニケーション能力が高いことは、フロントエンドエンジニアに限りませんが、システム開発を行う上で必要なスキルです。そのため、コミュニケーション能力が高い人もフロントエンドエンジニアに向いていると言えるでしょう。
関連記事:フロントエンドエンジニアに向いている人とは?適性や必要なスキルについて解説
フロントエンドエンジニアの6つのキャリアパス
フロントエンドエンジニアからキャリアアップしたい場合、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。
ここではフロントエンドエンジニアの6つのキャリアパスを紹介します。
- Webプロデューサー
- Webディレクター
- Webデザイナー
- ITスペシャリスト
- バックエンドエンジニア
- UI/UXエンジニア
1:Webプロデューサー
Webプロデューサーとは、Webサイトを開発する上での最高統括責任者です。Webサイト作成の際の立案や企画、計画を行うため、Webサイトの制作知識に加え、セールスライティングやマーケティングの知識、またプロジェクトの管理能力などが必要になります。
>> Webプロデューサーの4つの業務内容|Webディレクターとの違いも紹介
Webプロデューサーになるには、フロントエンドエンジニアからWebディレクターと経験を積みながらキャリアアップしていくことが一般的です。
2:Webディレクター
Webディレクターとは、Webサイト開発の現場において、プロジェクトの監督、指揮、管理を行う人です。Webサイト開発に限らないシステム開発で言えば、プロジェクトリーダーに近い役割を持っていると言えます。
>> Webディレクターの4つの仕事|求められるスキルについても詳しく解説
Webディレクターになるには、フロントエンドエンジニアやWebデザイナーとして実務的な経験を積む必要があります。
3:Webデザイナー
Webデザイナーは、WebサイトのUIのデザインや画像素材の作成を行う職種です。フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーがデザインしたものをもとにコーディングを行うため、人によっては興味を持ちやすい職種と言えます。
>> Webデザイナーとは?仕事内容や必要なスキルなど詳しく解説!
Webデザイナーになるには、Webサイトの開発スキルの他に配色やレイアウトのデザイン知識や各種デザインツールを使いこなすスキルが必要です。
4:ITスペシャリスト
ITスペシャリストとは、ネットワークやデータベース、セキュリティやアプリケーションなど特定の業務を専門とするエンジニアのことです。
>> ITスペシャリストの6つの専門分野とは?平均年収やおすすめの資格も解説!
ITスペシャリストになるには、フロントエンドエンジニアとして経験を積んだ上で、自分がどの分野を専門にしたいかを考え、その分野について知識や技術を高めていくのがよいでしょう。
5:バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、フロントエンドエンジニアが目に見える部分を構築するのに対して、サーバーやデータベースなど目に見えない部分の開発を行うエンジニアのことです。
>> バックエンドエンジニアの仕事内容とは?求められるスキルや年収について解説
バックエンドエンジニアになるには、バックエンド側のプログラミング言語であるJavaやPHP、RubyやPython、データベースを操作するためのSQLなどを学び、身につける必要があります。
フロントエンドとバックエンド、両方のスキルがあれば業界での市場価値も高まります。
6:UI/UXエンジニア
UI/UXエンジニアとは、フロントエンドエンジニアの中でも、UI/UXの設計に精通したエンジニアのことを指します。
UI/UXエンジニアになるには、Webサイトの機能性や操作性、ユーザーの利用体験に興味を持ち、UIやUXに関する知識を身につけ、スキルを磨いていく必要があります。
フロントエンドエンジニアになるには自分には何が必要か考えよう
この記事では、フロントエンドエンジニアになるにはどのような方法があるかや必要なスキルを紹介してきました。
フロントエンドエンジニアになるには、自分には今何が足りず、何が必要かを考え、それを積極的に身につけていくことが大切です。
ここで紹介したスキルを学び、魅力あるWebサイトやWebアプリケーションを構築するフロントエンドエンジニアを目指してみてください。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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