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プロジェクトマネージャが持つ4つの将来性|今後も需要は増える?

  • 公開日:2022-02-28 21:22:38
  • 最終更新日:2023-10-30 11:35:02
プロジェクトマネージャが持つ4つの将来性|今後も需要は増える?

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プロジェクトマネージャが持つ役割

オフィス

情報システム等を開発する際、その開発のためにプロジェクトを立ち上げます。


プロジェクトマネージャの役割とは、そのような開発プロジェクトの目標を達成するために、責任者としてプロジェクトを遂行し、組織の利益を向上させることです。具体的には、プロジェクトの計画、実行、管理が主な業務となります。

>> プロジェクトマネージャーが持つ役割とは?必要とされる能力もあわせて解説

プロジェクトリーダーとの相違点

ミーティング

プロジェクトマネージャは、プロジェクト全体について管理する役割があり、プロジェクトの計画を立て、そのプロジェクトを達成させる責任を負います。問題や課題が発生した場合、それらの解決に向けて働きかけるのがプロジェクトマネージャです。


一方、プロジェクトリーダーは、プロジェクトチームの範囲で、プロジェクトメンバーへの具体的な作業指示を行い、プロジェクトメンバーの育成や指導を担います。


プロジェクトの実行を行うことが主な役割であり、プロジェクト実行における進捗や問題、課題などをプロジェクトマネージャに報告する責任があります。

プロジェクトマネージャの収入について

一万円札

プロジェクトマネージャの収入はどのくらいでしょう。ここでは、プロジェクトマネージャの全体的な平均年収や初任給、地域別・業種別から見る年収の傾向について見ていきます。

全体的な平均年収や初任給

経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果」(平成29年)によると、プロジェクトマネージャの平均年収は「891.5万円」となっています。


同資料のスキル標準レベル別の給与水準によると、初任給(新人・初心者レベル)の年収の平均は「437.8万円」です。

>> プロジェクトマネージャーの年収は?5つの業務内容や求められるスキルも紹介


出典:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省
参照:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11203267/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

地域別・業種別から見る年収の傾向

プロジェクトマネージャの平均年収は、地域や業種によってある程度の差があります。(以下は2021年1月時点での情報です。)


地域別の年収の傾向としては、関東、関西、東海、中国地方は平均年収が約500万円以上と、大都市を含む地域は平均年収が高い傾向です。甲信越・北陸、九州・沖縄などは平均年収が約400万円以上となっており、大都市を含む地域と比べるとやや低い傾向があります。


業種別では、ベンチャー、不動産、ゲームアプリ分野の平均年収が約600万円以上となっており、他の業種より高めの業種です。

プロジェクトマネージャが持つ将来性4つ

ビル

プロジェクトマネージャにはどのような将来性があるのでしょう。ここでは、プロジェクトマネージャが持つ将来性について、今後の需要やこれからの業界の動きなど、いくつかの観点から4つ紹介していきます。

1:キャリアが見つかりやすい

プロジェクトマネージャになるまでには、プログラマーやシステムエンジニアなどを経て、ある程度の経験を積む必要があるでしょう。


プロジェクトマネージャは、様々な実績を重ねることで、将来様々なキャリアが見つかる職種と言えます。


その実績や経験次第で、プロジェクトマネージャになった後、何らかのスペシャリストとして現場に戻ることも出来ます。また、プロジェクトマネージャの上位職であるITコンサルタントを目指すことも可能です。

2:今後も需要は増えると予想される

プロジェクトマネージャは、プロジェクトの数だけ必要となる職種ですが、専門的な知識やスキルが必要であり、また、責任も重大であるため、人手不足の傾向にあります。


高度情報化の時代にあって、IT関連のプロジェクトはますます増えていくでしょう。そのため、プロジェクトマネージャの需要は今後も増えると予想されるでしょう。需要があるということは、プロジェクトマネージャには将来性があると言えます。

3:グローバル化が広がる

現在、様々な分野でグローバル化が進んでいますが、システム開発の分野でもグローバル化が拡大しています。


日本国内だけでなく、海外にも拠点を持つプロジェクトも今後増えていくと予想されます。そのようなグローバルプロジェクトをマネジメント出来るプロジェクトマネージャを目指すことは、需要の高さから将来性があると言えるでしょう。

4:新たなプロジェクトが増えていく

IT業界は次々に新たな技術やシステムが生み出されています。新しい技術やシステムを開発する際にはプロジェクトが必要です。


また、デジタル化が進められようとしているこの時代において、今後も新しいプロジェクトは増えていくと予想されます。


プロジェクトが増えるということは、その分プロジェクトマネージャが必要となるため、将来性があると言えるでしょう。

プロジェクトマネージャの求人・案件動向は?

ビル

プロジェクトマネージャは、IT業界に限らず、ITを活用する業界が増えているため、様々な業界で需要の高い職種と言えるでしょう。


ITプロジェクトを進める際は、システムを開発する会社だけでなく、システムを導入する企業にもプロジェクトマネージャを配置する必要があります。


そのため、プロジェクトマネージャとして採用される人材は、システム開発に詳しい人材だけでなく、システムを導入する業界の業務知識を持った管理職経験者なども採用される可能性があると言えるでしょう。

プロジェクトマネージャが行う仕事の流れ5つ

オフィス

プロジェクトマネージャの仕事は、プロジェクトの計画を行い、進行し、管理することです。ここでは、プロジェクトマネージャが行う仕事の流れを5つの項目に分け、紹介していきます。

1:システムの開発計画の立案

プロジェクトマネージャの仕事の1つ目は、「システムの開発計画の立案」を行うことです。どのようにシステム化するかの構想とどのような計画で進めていくかを考え、システムの開発計画の立案を行います。


策定されたプロジェクトを構想と計画に基づいて、マネジメントする方法をプロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)として作成します。

2:エンジニアの選定と手配

プロジェクトマネージャの仕事の2つ目は、「エンジニアの選定と手配」を行うことです。計画したプロジェクトに必要なエンジニアの選定と手配を行い、要員を確保します。確保した要員と資源をもとに、プロジェクト組織の定義を行います。

3:プロジェクトの進行管理・共有・スケジュール調整

プロジェクトマネージャの仕事の3つ目は、「プロジェクトの進行管理・共有・スケジュールの調整」を行うことです。


プロジェクトが開始した後は、スコープやスケジュールをもとに作業の進捗状況を把握し、問題や課題があれば、早期に対策や対応を実施します。


また、プロジェクトのステークホルダに、適宜プロジェクトの進捗状況や課題、対応策などを報告し、必要があれば支援や協力を得て、スケジュールの調整などを行います。

4:チーム内の連携サポート

プロジェクトマネージャの仕事の4つ目は、「チーム内の連携サポート」を行うことです。プロジェクトマネージャとして、プロジェクトメンバーとコミュニケーションを取ることも大切なことです。


プロジェクトメンバーで、何か問題や課題を抱えているメンバーがいれば、他のメンバーとの連携をサポートすることも、プロジェクトマネージャの大切な仕事の1つと言えます。

5:プロジェクト後の評価・レビュー・課題検証

プロジェクトマネージャの仕事の5つ目は、「プロジェクト後の評価・レビュー・課題検証」を行うことです。


プロジェクトの各フェーズの区切りやプロジェクトが完了した後、プロジェクトの計画と実績についてレビューを行い、評価します。そこで出た課題や問題点とその解決方法などをプロジェクト完了報告書にまとめ、次のプロジェクトに活かしましょう。

プロジェクトマネージャに必要とされる能力7つ

新聞を読む

プロジェクトマネージャに必要とされる能力とは、どのような能力でしょう。ここでは、プロジェクトマネージャに必要とされる能力を7つ紹介します。プロジェクトマネージャになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

1:高いコミュニケーション能力

プロジェクトマネージャに必要とされる能力の1つ目は、「高いコミュニケーション能力」です。


プロジェクトマネージャは、クライアントや営業部門、経営層、プロジェクトメンバー、協力会社のメンバーなど、様々なステークホルダとコミュニケーションを取る必要があるでしょう。


コミュニケーションが上手く取れないと、プロジェクトが思うように進まなくなる可能性があります。そのため、プロジェクトマネージャには高いコミュニケーション能力が必要となるでしょう。

>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは

2:高いマネジメント能力

プロジェクトマネージャに必要とされる能力の2つ目は、「高いマネジメント能力」です。その名の通り、プロジェクトマネージャはプロジェクトをマネジメント(管理)するのが仕事です。


プロジェクトの現時点での状況を的確に把握し、様々な情報を適切に管理するためには、高いマネジメント能力が必要です。

3:高いリーダーシップ

プロジェクトマネージャに必要とされる能力の3つ目は、「高いリーダーシップ」です。プロジェクトマネージャは、プロジェクトを遂行するために、プロジェクトメンバーをまとめ、統率する必要があるでしょう。そのために必要となるのが、リーダーシップです。


リーダーシップを発揮しなければ、スキルやキャリア、性格が異なる人が関わるプロジェクトをまとめることは難しいでしょう。

4:ビジネスに関する能力

プロジェクトマネージャに必要とされる能力の4つ目は、「ビジネスに関する能力」です。プロジェクトマネージャは、システムを導入するクライアントとコミュニケーションを取る必要があります。


そのためには、IT分野の知識だけでなく、その業界の動向やITソリューション全般の知識が必要となるでしょう。そのため、プロジェクトマネージャにはビジネスの関する知識や能力が重要です。

5:クラウドに関する能力

現在のITの分野では、「クラウドコンピューティング」や「クラウドサービス」(略して「クラウド」)という形態を利用して、システムの開発やサービスの運用を行うことがあります。


クラウドの知識がないまま、クラウドを使用した開発プロジェクトの計画や管理を行うことは難しいでしょう。そのため、プロジェクトマネージャとして、クラウドに関する能力や知識が必要でしょう。

6:AIに関する能力

AIという言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。AI(Artificial Intelligence)は、日本語で「人工知能」と呼ばれ、人間が脳で考えて実行する「知的活動」を、コンピュータープログラムとして実現することです。


現在、AI技術は様々な分野で活用されています。様々な分野で活用されているということは、AIを使用することを前提としたプロジェクトがあるということです。


そのため、そのようなプロジェクトを管理するプロジェクトマネージャには、AIに関する能力や知識が必要でしょう。

7:アジャイル開発の能力

現在のシステム開発分野では、従来のウォーターフォール型の開発モデル(「計画→設計→実装→テスト」を順番に1つの大きなサイクルで行う)ではなく、アジャイル型の開発モデル(「計画→設計→実装→テスト」を機能単位の小さなサイクルで繰り返す)が主流になっています。


プロジェクトマネージャとしては、主流となっている開発モデルを理解している必要があるため、アジャイル開発の能力や知識が必要でしょう。



企業向けプロジェクトマネジメント研修においても、まずはPMBOKをベースとしたプロジェクトマネジメントの全体像理解から行うカリキュラムがあります。


プロジェクトマネージャにおすすめの資格5選

メモを書く

プロジェクトマネージャには、特に資格は必要ありませんが、プロジェクトマネージャとしての知識やスキルを高めるために、資格取得を目指してみてはいかがでしょう。

>> プロジェクトマネージャに必要な資格とは?取得する5つの利点もあわせて紹介

ここでは、プロジェクトマネージャにおすすめの資格を5つ紹介します。

1:プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験の1つです。情報技術者試験の中でも高難易度の試験となっています。


プロジェクトマネージャとしての知識や実践能力を問われ、合格するためには、午前Ⅰ(選択問題)、午前Ⅱ(選択問題)、午後Ⅰ(記述式)は得点率60%以上、午後Ⅱ(論述式)は論述の内容の評価がAランクで合格となります。

>> プロジェクトマネージャ試験の勉強の7つのポイント|合格率や難易度も解説


出典:試験要綱|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_8.pdf

2:PMP試験

PMP試験は、一般社団法人PMI日本支部が主催するプロジェクトマネジメントに関する専門知識や経験を有していることを確認するための試験です。


国家試験のように、法的な資格、免許ではありませんが、プロジェクトマネージャとしての専門知識があることが証明出来る資格となっています。

3:ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験も、プロジェクトマネージャ試験と同じく、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験の1つです。こちらも情報技術者試験の中でも高難易度の試験となっています。


経営戦略に基づいたIT戦略の策定、提案、推進を行うための知識や実践能力が問われ、CIOやCTO、ITコンサルタントを目指す人向けの試験です。


ITストラテジスト試験も、午前Ⅰ(選択問題)、午前Ⅱ(選択問題)、午後Ⅰ(記述式)は得点率60%以上、午後Ⅱ(論述式)は論述の内容の評価がAランクで合格となります。


出典:試験要綱|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_8.pdf

4:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験の1つで、ITエンジニアとして、応用的な知識や技能を持っていることを証明するための試験です。


情報技術を活用した戦略立案に関する応用的な知識や技能及びシステムの設計、開発、運用に関する応用的な知識や技能が問われ、選択式の午前問題と記述式の午後問題、いずれの試験でも60点以上を取ることで、試験に合格することが出来ます。


出典:試験要綱|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_8.pdf

5:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験の1つで、ITエンジニアとして、基本的な知識や技能を持っていることを証明するための試験です。


情報技術を活用した戦略立案に関する基本的な知識や技能及びシステムの設計、開発、運用に関する基本的な知識や技能が問われ、選択式の午前問題と記述式の午後問題、いずれの試験でも60点以上を取ることで、試験に合格することが出来ます。

>> 基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説


出典:試験要綱|独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_8.pdf

プロジェクトマネージャになる方法

男性

プロジェクトマネージャなるには、一定の経験を積む必要があります。例外はあるものの、入社して即プロジェクトマネージャになることは、あまり現実的ではありません。


プログラマーやシステムエンジニアとしてプロジェクトに参画することで経験を積み、プロジェクトリーダーなどの管理職を経て、プロジェクト全体を管理する立場のプロジェクトマネージャにキャリアアップするといった方法が一般的です。

プロジェクトマネージャからのキャリアアップ方法

オフィス

プロジェクトマネージャになった後は、どんなキャリアアップが出来るのだろうと疑問に思っている方もいるでしょう。


プロジェクトマネージャは将来性のある職種と言えるため、その先に目指すキャリアも存在します。


開発現場でマネジメント経験や技術力を高めるような経験を積んでいくならば、CTO(Chief Technology Officer、最高技術責任者)を目指すことが出来るでしょう。


インフラやセキュリティーに関しての高い技術やマネジメントの経験を積んでいくならば、CIO(Chief Information Officer、最高情報責任者)を目指すことが出来るでしょう。


デジタル化を推進するDXの経験を積んでいくならば、CDO(Chief Digital Officer、最高デジタル責任者)を目指すことも出来ます。

プロジェクトマネージャを目指すなら将来性も知っておこう

女性

この記事で紹介したように、プロジェクトマネージャは将来性のある職種です。今後もAIは今よりも更に発展していくと考えられますが、プロジェクトマネージャの仕事はAIに取って代わられる可能性は低いです。その点でも将来性があると言えます。


プロジェクトマネージャを目指している方は、この記事で紹介したプロジェクトマネージャが持つ4つの将来性や必要とされる能力、おすすめの資格などを頭に留めておき、プロジェクトマネージャになるための参考にしてみてください。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

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