ITコンサルタントの年収に関するポイント|就職や転職に役立つ資格9選も紹介
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ITコンサルタントの職種とは
IT(インフォメーション・テクノロジー)コンサルタントの職種とは、ITで企業の経営課題を解決するための立案をし、ITシステムの開発や技術を提案するものです。
ITコンサルタントは、多くの専門知識が求められる職種ですが、それとともに顧客となる企業への提案力やその企業の業界への理解力も必要になります。
外資系と国内系ITコンサルタントの違い
外資系と国内系ITコンサルタントでは、働く環境に大きな違いがあります。
外資系企業は、世界中から優秀な人材が集まり、グローバルな環境でコミュニケーション能力を磨くことができます。仕事に対する評価は直属の上司が行うことが多いため、個人の印象に左右されがちです。
国内系の企業では、福利厚生や終身雇用制度が整っているところが多く、安心して自分の仕事に集中できます。
ITコンサルタントが持つ役職3つ
ITコンサルタントたちが所属するコンサルティングファーム(コンサルティング会社)にはいくつかの職位があります。
経験年数や求められる役割などで昇進する職位ですが、ここからはITコンサルタントの3つの職位を紹介します。
- コンサルタント
- マネージャー
- アナリスト
1:コンサルタント
顧客企業のプロジェクトの大半を担う職位です。アソシエイトやシニアアソシエイトとも呼ばれます。入社から3〜4年の経験を積んだ30歳前後までのコンサルタントが就くもので、中途入社で採用される人の多くもこのポジションです。
マネージャーの指揮下でプロジェクトを進めたり、自分の判断で情報収集や分析・構築作業を進めます。
2:マネージャー
プロジェクトの責任者で、顧客の開拓や人材の教育、予算管理や内部管理などを担います。
プロジェクト全体を見渡す能力と、広い視野が求められます。大きなプロジェクトを担当していた場合は、中途入社で採用された時にマネージャーの役職に就くこともあります。
>> プロジェクトマネージャーの年収は?5つの業務内容や求められるスキルも紹介
3:アナリスト
新卒で入社した場合、最初に就くのがこの役職です。ジュニアアソシエイトやスタッフとも呼ばれます。
コンサルタントの指揮下で情報収集や分析を行い、調査や分析の方法、システムの設計や開発の基礎を学びながら経験を積みます。多くの場合、2年から4年ほどでコンサルタントに昇進します。
>> アナリストとは?仕事内容や必要資格に何があるのか種類ごとに紹介
知っておきたいITコンサルタントの年収に関するポイント3つ
比較的年収が高いと思われがちなITコンサルタントですが、コンサルティングファームによって実際の年収には大きな開きがあります。
ここではITコンサルタントの年収に関するポイントを3つ紹介します。
- 平均年収は690万円である
- 能力・役職・実績に影響される
- 外資系と国内系では差がある
1:平均年収は690万円である
厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」では、ITコンサルタントの平均年収は690万円でした。
日本国内におけるITコンサルタントはコンサルティングファームに所属することが多く、ユーザー(顧客)に直接雇用される割合は非常に少ないため、この数字はコンサルティングファームに所属した場合の年収と見てよいでしょう。
出典:ITコンサルタント - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/362
2:能力・役職・実績に影響される
外資系の場合は特に、入社年数が年収に影響することは少なく、求められるのは能力と実績です。
年齢や性別に関係なく評価されるコンサルティングファームでは、20代でマネージャーに昇進してキャリアアップが叶うということもあるでしょう。
3:外資系と国内系では差がある
ボーナスが支給されなかったり、福利厚生が整っていなかったりということがあっても、外資系は国内系に比べて非常に高い年収になっています。
経済産業省が発表した「IPA IT人材に関する国際比較調査」(2017年)によると、各国のIT人材のスキルアップにおける国際比較では、日本の週平均の勉強時間は1位のインドの半分以下です。
勤務希望年数や解雇不安に関する国際比較でも、日本の希望年数が一番長く、解雇不安も一番少ないという結果になっています。このように、外資系では仕事が終わってからもスキルアップのための勉強をし、常に良い評価を得ることで高年収を獲得する、という流れがあります。
出典:我が国におけるIT人材の動向|経済産業省
参照:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/001_s01_00.pdf
ITコンサルタントの年収を更にアップさせる方法5つ
日々進歩するIT技術を習得しながら、年収を更にアップさせる方法は何でしょうか。
ここでは、職場環境を変える、独立をする、特化型の専門コンサルタントになるなど、おすすめの方法を5つ紹介します。
- 独立を目指す
- 外資系企業へ転職する
- セキュリティ特化のITコンサルタントを目指す
- プロジェクトマネジメントのプロを目指す
- 専門知識が問われる業界のITコンサルタントを目指す
1:独立を目指す
コンサルティングファームに所蔵している時には、会社の名前が大きな名刺がわりになりますが、独立をすると自分の実績と経験、能力のみが頼りです。
独立を視野に入れ始めたら、会社に所属しているうちに名刺に記載できる資格を取得したり、人脈作りをしたりと動き出しましょう。
2:外資系企業へ転職する
大幅な年収アップを狙うなら、外資系企業への転職が視野に入ります。
刺激的な環境で年収アップも狙える一方で、期待された目標に届かないと、報酬ダウンや解雇もありえる競争が激しい職場でもあることを理解しておきましょう。
3:セキュリティ特化のITコンサルタントを目指す
セキュリティ特化のITコンサルタントは「セキュリティコンサルタント」や「サイバーセキュリティコンサルタント」と呼ばれます。
企業のみならず、官公庁や国家レベルでもサイバー攻撃などからWebサイトを守るセキュリティを必要としている現在、求人の数も増えることが見込まれます。
4:プロジェクトマネジメントのプロを目指す
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを全体的に指揮・管理する役割を持つ役職です。
>> プロジェクトマネージャーが持つ役割とは?必要とされる能力もあわせて解説
プロジェクトマネージャーになるための資格は特にありませんが、複数のITコンサルタントを指揮したり、複数のプロジェクトを同時進行しながら管理する能力が求められます。
5:専門知識が問われる業界のITコンサルタントを目指す
ITコンサルタントの中には、専門知識が問われる業界や業種の特化型ITコンサルタントがあります。コンサルティングファームにも業界特化型のコンサルティングファームが登場し、消費財特化型や官公庁特化型、製薬メーカー特化型など、多くの種類があります。
1つの業種・業界に特化することで顧客ユーザーにも安心感が与えられ、実績も積めるという利点があります。
IT業界への就職や転職に役立つ資格9選
ITコンサルタントになることに資格は必要ありませんが、持っていると就職や転職に役立つ資格がいくつかあります。
キャリアプランニング時にスキルアップをしながら、どのような資格があれば希望のポジションを狙えるのかを含めて考えてみましょう。
- プロジェクトマネージャ試験
- 中小企業診断士
- ITストラテジスト
- ITコーディネーター
- 基本情報技術者試験
- PMP
- ロジカルシンキングマスター認定試験
- CompTIA Project+
- ITパスポート試験
1:プロジェクトマネージャ試験
経済産業省が認定し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理技術者認定試験の1つです。情報処理技術者試験制度のスキルレベルはレベル4です。
高度IT人材としてのプロジェクトマネージャーの知識と実践能力を問う試験内容です。過去問は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の公式ホームページで確認できます。
>> プロジェクトマネージャ試験の勉強の7つのポイント|合格率や難易度も解説
出典:プロジェクトマネージャ試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
2:中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業が持つ経営課題を多角的に分析・診断し、適切な助言を行う専門家です。中小企業診断士試験は、経済産業省の指定試験機関である、一般社団法人中小企業診断協会が実施している試験です。
試験科目は経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、経営法務など多岐にわたり、合格基準は総点数の60%が必要とされ、1科目でも正答率が40%を切ると不合格になります。試験は1次試験と2次試験に分かれています。
出典:中小企業診断士資格取得を目指す方に|一般社団法人 中小企業診断協会
参照:https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html
3:ITストラテジスト
ITストラテジストとは、高度情報処理技術者試験の1つで、経営とITを結びつける戦略家(ストラテジスト)を認定する国家資格です。情報処理技術者試験制度のスキルレベルは最高難度のレベル4とされています。
ITストラテジストは、ITを活用した事業革新や業務改革などの業務を担うため、高度な知識が必要です。
試験は午前I・午後Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅱに分けられ、四肢択一式や記述式問題が出されます。基準点以上の得点でその試験は通過となりますが、不合格の場合は以降の試験は採点されません。
出典:ITストラテジスト試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html
4:ITコーディネーター
ITコーディネーターは、ITと企業経営の両方の知識を持ち、経営者の立場に立った助言・支援を行い、IT経営の実現を目指す専門家です。
民間のITコーディネータ協会が資格試験を実施する、経済産業省の推進資格です。IT経営計画における即戦力として活躍が期待できる人に、ぜひ取得しておいてほしい資格です。
5:基本情報技術者試験
ITエンジニアの登竜門として知られるもので、経済産業省認定の国家試験です。情報処理技術者試験制度のスキルレベル2で、合格率は例年約20〜30%と言われています。
基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身につけた人で、上位者の指導の元に担当業務を遂行する技術水準が求められます。
試験は午前と午後の2部制ですが、IPA(情報処理推進機構)認定しているeラーニング講座などを事前に受講し、午前免除修了試験を受験する制度もあります。午前免除修了試験に合格すると、本試験の午前試験が1年間免除されます。
>> 基本情報技術者試験はどんな内容?勉強法や受験するメリットについても解説
出典:基本情報技術者試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
6:PMP
PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)とはPMI(Project Management Institute)本部が認定している、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
アメリカに本部を置くPMPが3年ごとに更新が必要とされる国際資格を認定しているということもあり「信頼のおけるプロジェクトマネジメントのグローバルスタンダード」として広く認知されています。
PMP試験の受験資格は多くの年月をかけて、プロジェクトの指揮・監督をした業務経験必要なため、ある程度のキャリアを積んだ人が対象です。
出典:PMI® 試験・資格について|一般社団法人 PMI日本支部
参照:https://www.pmi-japan.org/pmp_license/
7:ロジカルシンキングマスター認定試験
ロジカルシンキングとは、論理的な思考で筋道を立てて説明や解説する技術です。
ロジカルシンキングマスターは、生活や職場でもロジカルシンキングを活用し、論理的な思考で問題点を分析し解決できる人材として、日本生活環境支援協会が認定する民間資格です。
「受験資格の規定なし」「試験実施は隔月」「在宅受験」という手軽さもあり、人気の高い認定資格です。
8:CompTIA Project+
アメリカに本部を置くIT業界団体「CompTIA」が、プロジェクトマネジメントの知識とスキルを評価し認定するのがCompTIA Project+です。
CompTIAの資格は、IT業界の様々な業務の基盤作りが目的とされているため、受験資格は不要で、更新制度もありません。
プロジェクトに関する幅広い知識が求められる試験ですが、全国100ヶ所以上の認定試験会場で毎日実施されているため、試験対策後すぐに受験することができます。
9:ITパスポート試験
ITパスポート試験は、経済産業省が認定し、独立行政法人情報処理推進機構が実施している国家資格試験です。ITを活用する社会人と、これから社会人になる学生を対象とした試験で、スキルレベル1の取り組みやすい試験とされています。
ITの新しい技術や手法、経営やプロジェクトマネジメントなど幅広い分野の知識を問う試験で、企業の人材育成にも広く活用されています。
就職や昇進などでも評価対象にされる資格なので、ぜひ取っておきたい資格の1つです。
出典:【ITパスポート試験】|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
ITコンサルタントとして働くやりがい
ITコンサルタントは、IT業界においては比較的年収が高めである一方で、広い業務範囲と厳しいスケジュールのため激務としても知られる仕事です。
IT技術も日々進化し、常に勉強も続けていかなければならない環境の中、やりがいを見つけることが自身の成長と自信につながります。
顧客に提案をし、プロジェクトを企画・進行し、自分の考えが実になった時、そこにやりがいを感じられるのではないでしょうか。
ITコンサルタントに必要とされる能力5つ
ITエンジニアとは違い、ITコンサルタントに求められるのはIT技術だけではありません。ITコンサルタントとして顧客に信頼をおかれたい、転職の大きな武器になるものは何でしょうか。
ここからはITコンサルタントに必要とされる能力を5つ紹介します。
- コミュニケーションスキル
- IT技術の最新の知識
- マーケティング目線での思考力
- 課題を把握し分析できる能力
- 論理的な思考ができること
1:コミュニケーションスキル
ITコンサルタントは、顧客やプロジェクトに関わるエンジニアたちとのコミュニケーションが必須になります。
プロジェクトはチームで動くことが主流なので、チーム内の調和を測ったり、顧客の信頼を得るための話し方なども重要なスキルです。
>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
2:IT技術の最新の知識
ITコンサルタントは常に、前に出て顧客やベンダー担当者とやりとりをします。IT技術の最新の知識は、顧客やベンダー担当者に提案をしたり、質問に答えたりするのに必要なものです。
ITの最新技術についての機能や役割、活用される場面などについて聞かれた時にもすぐに答えられるように準備しておくことが大切です。
3:マーケティング目線での思考力
ITコンサルタントには、IT技術だけでなく、企業のIT経営戦略に対する深い理解が必要とされます。
マーケティング目線での思考力があれば、企業の課題や問題点を見つけた時に、他社の動向や顧客戦略を調査・分析し、顧客に進言することができます。そうすることで、顧客とともにマーケティングの方向性を定めて進めることが可能になります。
4:課題を把握し分析できる能力
ITコンサルタントは顧客企業の課題や問題を、丁寧に分析・解析し、問題解決を図る能力が求められます。
課題の解決方法は、企業によっても様々です。分析力と思考力をかけ合わせて、目の前の顧客に合った方法で解決策を提案することが必要です。
5:論理的な思考ができること
上にあげた「課題を把握し分析できる能力」にもつながることですが、分析には論理的な思考が必要になります。
問題や課題は様々な要因が絡んで起こることが多く、その一つ一つを探し出し、因果関係を突き詰める能力が論理的な思考力です。
常日頃から、物事に対して「なぜこうなったのか」「どうすればこうなるのか」などと考える癖をつけて論理的な思考力を鍛えることも大切です。
ITコンサルタントになる方法3つ
ITコンサルタントは、一般的にシステムエンジニアから上を目指す時に目標とされる職種ですが、どのようななり方があるのでしょうか。
ここではITコンサルタントになる方法を3つ紹介します。
- 大学の新卒からプランを考えておく
- 転職エージェントを利用して転職する
- 就職や転職前に自分のスキルが通用するか考える
1:大学の新卒からプランを考えておく
ITコンサルタントは、IT技術の他にも、企業経営やビジネス戦略についての知識も求められる職種です。プロジェクトを円滑に進めるためには、コミュニケーション力や情報収集力も求められます。
大学の新卒からITコンサルタントへの道に行きたいのであれば、分析力や思考力、コミュニケーション力を磨くとともに、実務経験がなくとも取得できる資格をとっておくのがおすすめです。
2:転職エージェントを利用して転職する
ITコンサルタントに何よりも必要とされるのは、論理的思考力とコミュニケーション力、マネジメント能力と問題解決力です。
転職エージェントでは、未経験のITコンサルタントでも転職支援サービスを受けられると謳っているところが多くあります。これは、資格がなくとも、上記の力がポテンシャルまたは実績としてあれば転職が可能だということを示しています。
目安としては、20代はポテンシャルを見込まれての転職、30代と40代はマネジメント経験や専門性を買われての転職、50代は専門性の高さと経営的なスキルを求められての転職となります。
3:就職や転職前に自分のスキルが通用するか考える
ITコンサルタントは対人スキルや論理的思考力が重要になり、一言でIT業界といってもITエンジニアなどの職種とは大きく役割が違います。
就職や転職の前に自分のスキルが通用するのか考えることは、入社後にその会社で前向きにキャリアを積んでいけるのか考えることにもつながります。エントリー前に、自分のスキルが通用するのか十分に考えましょう。
ITコンサルタントに向いている人の特徴7つ
どんな職業にも向き・不向きがありますが、ITコンサルタントに適した人とはどのような人でしょうか。
年収が高いけれど、激務であると言われているのがIT業界です。その中でも、プロジェクトを纏めて推進していくITコンサルタントには、どのような人材が求められるのでしょうか。
ここからはITコンサルタントに向いている人の特徴を7つ紹介します。
- 体力がある
- ビジネスマナーがある
- 気遣いができる
- ポジティブな思考を持っている
- 勉強意欲がある
- 強いプロ意識がある
- 外資系企業ではプライベートを犠牲にできるか
1:体力がある
ITコンサルタントは、プロジェクトの全体を取りまとめながら、顧客との会議や打ち合わせにも参加するフットワークの軽さと体力が求められます。
激務と言われるITコンサルタントですが、顧客が満足するプロジェクトの完遂ができるような体力と忍耐力が必要です。
2:ビジネスマナーがある
ITコンサルタントが顧客となる企業の担当者と会う場合は、その企業の上層部の人であることが多いでしょう。たとえ上層部の人でなくても、顧客に対する話し方や立ち居振る舞い方には、きちんとしたビジネスマナーが大切です。
ビジネスマナーは、相手にビジネスパートナーと認めてもらえるための、最低限の礼儀と言えるでしょう。
3:気遣いができる
ITコンサルタントがプロジェクトを立ち上げ、全体を取りまとめながら進行させていくには、チーム内のメンバーへの気遣いが大切です。
プロジェクトメンバーとの信頼関係を気づきながら、顧客からも頼りにされる気遣いは、プロジェクトマネジメントのために必要なスキルの1つです。この要素が自然と身に付いている人は、リーダーの素質があるとみてよいでしょう。
4:ポジティブな思考を持っている
ITコンサルタントの仕事は顧客企業が持つ「原因がわからない問題や課題」を分析・追求して解決することが必要です。
そんな時には、なかなか解決しない問題を前にしても、必ず解決策はあるはずだとポジティブに考え、粘り強く挑むことが重要です。難しい問題をポジティブに考えられる性格は、ITコンサルタントに向いていると言えます。
5:勉強意欲がある
IT技術は日々進化しています。顧客やベンダー担当者と常に打ち合わせや会議を行うITコンサルタントは、常に新しいIT知識を勉強しておく必要があります。
また、顧客の業界についてや、コンサルティング手法についても、新しい知識を次々と取り入れなくてはいけません。自分がわからないことに関しては、専門家や他のコンサルタントに助言を請うことも大切です。
好奇心が強く勉強意欲があることは、ITコンサルタントの重要な素質の1つでしょう。
6:強いプロ意識がある
成果を出して、顧客から支持されるITコンサルタントは、非常に強いプロ意識を持っています。
顧客が抱えている問題や課題に対して、真正面から取り組み、プロジェクトの方向性や解決法を導くことは、大きな責任が伴います。そこには顧客の経営戦略が関わってくるからです。
自分が導き出した結果に自信を持ち、明確な結論を顧客に提示するには、ITコンサルタントとしての強いプロ意識がなくてはできないことです。
7:外資系企業ではプライベートを犠牲にできるか
外資系企業は、グローバルで刺激的な環境で仕事ができるというメリットがありますが、日本企業のようにある程度決まった時間に働くのが難しいという意見も少なくありません。
海外とのやりとりをする上では時差を考慮に入れて対応することも必要ですし、海外出張の機会も非常に多くあります。
プライベートの時間を犠牲にする中でも、その環境が魅力的だと感じられるかどうかが、外資系企業で働く人の適性だと言えます。
外資系のITコンサルタントに向かない人の特徴
外資系企業では、与えられた指示だけではなく、自らが高く設定した目標に達することで、良い評価が得られます。
一般的に言われる「成果主義」が、多くの外資系で採用されていて、それが結果的に高い年収につながっています。積極的にアピールして仕事をもらったり、自分から作り出したりということができなければ「受け身である」と評価されてしまいます。
指示をもらって働くことが好きな人には、外資系のITコンサルタントは向いていないと言えるでしょう。
ITコンサルタントの将来性が高い理由3つ
IT技術が進歩するにつれ、様々な業界の企業がIT技術を企業経営の戦略に取り入れるようになりました。その中で、ITコンサルタントの需要は高まり続けています。
ここでは、ITコンサルタントの将来性が高い理由を3つ紹介します。
- 日常でIT技術が使われているため
- ITコンサルタントの人材が少ないため
- キャリアアップの選択肢が多いため
1:日常でIT技術が使われているため
IoT(Internet of Thingsモノのインターネット)という言葉があります。
日常生活の中で広範囲に利用されているIT技術で、家電やスマートフォン、センサーやネットワークなど、更に次々と新しい形で生活の中に入ってきています。
スマートホームと呼ばれるシステムも人気になっており、まだまだ生活環境の中でIoT化は止まりそうにありません。
2:ITコンサルタントの人材が少ないため
ITコンサルタントは、以前から人材不足が指摘されていながら、今でも年々人材が減り続けています。
一方で、様々な業種でITを用いた経営改善やビジネス開発などの需要が増えており、ITコンサルタントはどの業種からも求められる存在になっています。
3:キャリアアップの選択肢が多いため
ITコンサルタントとしてキャリアと積んだ後は、業種・業界特化型のITコンサルタントになったり、プロジェクトマネージャーとして更に上の職位を狙ったりすることが可能です。
もしくは「パートナー」と呼ばれる共同経営者としての役職を目指すこともできます。パートナーになれば、年収は桁違いに上がりますが、それとともに担当する顧客企業に対する責任と重圧もはるかに大きなものになります。
ITコンサルタントの年収を把握しよう
ITコンサルタントは、ITエンジニアやITアーキテクトよりも高い報酬を得ています。また、国内系なのか外資系なのか、コンサルティングファームに所属しているのか、企業に専属なのかによって年収は大きく変わります。
ITコンサルタントへの就職や転職を検討している方は、この記事を参考にITコンサルタントへの理解を深めましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
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