IT企業の仕事内容とは?業界に向いている人の特徴や未経験から目指す方法
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IT業界に関する基礎知識
ITとは、Information Technology(インフォメーションテクノロジー)を省略した言葉で、IT業界とは、ITの技術を使いこなし、商品を開発したりサービスを適用したりしている業界を指します。
パソコンやスマートフォンなどの情報技術は、まとめてITと呼ばれているため、IT業界と呼ばれる業界は、パソコンやインターネットに関わる業界、セキュリティや情報処理業界など、広範囲です。
- IT業界の需要
- IT企業の分類とは
IT業界の需要
テレワークの導入や、eラーニングの推進など様々な業界でITの需要が高まっています。
2019年に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、2030年のIT人材不足数は約45万人となる見込みと言われています。そのため、IT人材の需要は今後も高まり続けていくことが考えられます。
出典:IT人材需給に関する調査(概要)|経済産業省
参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
IT企業の分類とは
IT企業は、提供するサービスや仕事内容により多岐に渡ります。
ネットワークや電話といったインフラの構築が仕事となる通信インフラ企業、電子機器の開発や製造、販売を仕事とするハードウェア企業、Webサービスの開発やWebサイトの構築が仕事となるインターネットWeb企業などがあります。
また、データ収集や解析、計算処理などを仕事とする情報処理サービス企業、パソコンやスマートフォンのソフトウェアやアプリ開発を仕事とするソフトウェア企業もIT企業に分類されます。
IT企業の仕事内容16個
IT企業の職種は多岐に渡るため、仕事内容も様々です。たとえば、開発部門のITエンジニア、サイトを作成するWebデザイナー、バックオフィス業務の経理や事務などです。ここからは、IT企業の仕事内容について16個紹介します。
- サーバーセキュリティ機器の設計から保守を行う
- システムの開発を行う
- ユーザーサポートやヘルプデスクを行う
- ネットワークシステムの構築や保守を行う
- テスト・評価を行う
- CADソフトウェアを使用した業務を行う
- 文書・マニュアル作成を行う
- OA機器やソフトウェアの操作方法に関する講座を行う
- 技術面での支援やセールスを行う
- PMやPMO業務を行う
- 印刷物の作成を行う
- 広告ポスター・商品パッケージ・ロゴマーク等のデザインを行う
- Webページの制作やディレクションを行う
- AIを駆使した業務を行う
- ブロックチェーンに携わる業務を行う
- マーケティングを行う
1:サーバーセキュリティ機器の設計から保守を行う
この仕事内容に該当するIT企業の職種は、サーバーセキュリティエンジニアです。
サーバーセキュリティエンジニアは、機器の設計や運用保守以外にも、サーバー攻撃に対する備えや、ウイルス対策といったセキュリティ対策の強化も仕事とします。
2:システムの開発を行う
プログラミング言語を使いアプリケーションを作成するのが、システム開発の仕事です。
システム開発の仕事では概要設計や要件定義などを仕事とする上流と、それ以降のプログラミングやテストなどを仕事とする下流と呼ばれる役割に分担されます。
3:ユーザーサポートやヘルプデスクを行う
ユーザーサポートやヘルプデスクの仕事は、トラブルが発生したときに対応したり、社内や社外の人の問い合わせに回答したりする仕事です。
ユーザーサポートやヘルプデスクの仕事の中でも、コールセンターの仕事は、IT企業の転職を目指している未経験者が就職しやすい職種でしょう。
>> ヘルプデスクとは?仕事内容や必要なスキルなどについて詳しく解説!
4:ネットワークシステムの構築や保守を行う
ネットワークシステムの構築や保守を行う仕事の職種は、ネットワークエンジニアと呼ばれます。ネットワークエンジニアの主な仕事は、ネットワークの設計や構築、監視と運用です。
ネットワークエンジニアの仕事はクライアントとの打ち合わせから始まるため、ネットワークに関する知識だけでなく、提案力やヒアリング力などコミュニケーション能力が必要です。
>> ネットワークエンジニアの主な仕事内容|やりがいや求められる知識・スキルを解説
5:テスト・評価を行う
テストや評価とは、製品やシステムが仕様通りに動くかどうかをチェックする仕事です。
テストや評価の仕事は、動作のチェックだけでなく仕様からテストをどのように行うかテスト項目の作成を依頼することもあります。つまり、テストや評価の仕事は、不具合を早く発見し、製品やサービスの質を守ることが役割です。
6:CADソフトウェアを使用した業務を行う
CADのソフトウェアを使用して仕事する人を、CADオペレーターと呼びます。
CADオペレーターは、設計士やデザイナーなどの指示により、CADソフトウェアを利用して図面の制作や修正などをすることが主な仕事です。IT業界では、機械部品や加工部品などの製品設計でCADオペレーターが活躍しています。
7:文書・マニュアル作成を行う
IT業界で文書・マニュアルを作成する仕事は、テクニカルライティングと呼ばれます。
テクニカルライティングの仕事は、技術的な内容の文章を、一般的なユーザーに向けて分かりやすく製品の説明書や仕様書として書き直すことです。新規の文書作成以外にも、既存のマニュアルを修正することもあります。
8:OA機器やソフトウェアの操作方法に関する講座を行う
OA機器やソフトウェアの操作方法に関する講座を行う仕事は、OAインストラクションと呼ばれます。
OAインストラクションが講習する場所は企業や小学校など多岐に渡り、指導する内容も受講者によって様々です。講座のメイン講師になると、受講者のレベルに合わせた講座で使用するテキストの選定や作成、編集をすることもあります。
9:技術面での支援やセールスを行う
技術面での支援やセールスを行う仕事は、セールスエンジニアと呼ばれます。営業担当者と一緒に顧客の元へ行き、顧客の技術面に対する質問や疑問について回答することが仕事です。
セールスエンジニアは、技術面からサポートするだけでなく、導入についてのメリットを説明するなど、相談を成立させるべくセールスも行います。
>> セールスエンジニアとはどんな仕事?必要なスキルや転職する場合についても解説
10:PMやPMO業務を行う
PMは、プロジェクトの計画立案や工程管理などプロジェクト全体のマネジメントが仕事です。
PMOはPMを補佐し、プロジェクトが円滑に進むように支援することが仕事です。どちらの仕事も、ITの知識だけでなくコミュニケーション能力が必要になります。
11:印刷物の作成を行う
ポスターや雑誌、カタログなど印刷物のデザインを作成するDTPデザインの仕事も、IT企業の仕事内容の1つです。DTPデザインは、DTPをデザインするDTPデザイナーや、デザイナーが作成したデータを修正、加工して、印刷データを作成するDTPオペレーターという職種があります。
12:広告ポスター・商品パッケージ・ロゴマーク等のデザインを行う
ポスター広告や商品パッケージなど、情報の視覚伝達を目的としたデザインは、グラフィックデザイナーと呼ばれる職種の仕事です。
グラフィックデザイナーは主に紙媒体のデザインを制作し、制作するものはポスター広告や商品パッケージだけでなくカタログや看板など多岐に渡ります。
13:Webページの制作やディレクションを行う
Webページの制作やディレクションは、ECサイトや企業のサイトなど、様々なWebページを制作することが仕事です。
Webページの制作やディレクションを行う仕事には、WebサイトをデザインするWebデザイナー、デザインからプログラムをコーディングしWebサイトを作成するコーダー、Webサイト全体を管理するWebディレクションといった職種があります。
14:AIを駆使した業務を行う
ITの分野でAIを駆使した職種には、AI開発がメインとなるAIエンジニアがあります。AIエンジニアの仕事内容は幅が広く、データ解析の実践や機械学習など、専門性の高い能力が必要です。
15:ブロックチェーンに携わる業務を行う
ブロックチェーンとは、仮想通貨やキャッシュレス決済などに用いられている、データ保存手法です。
ブロックチェーン技術は開発されてから、まだ日が浅い分野です。そんなブロックチェーンに携わる職種には、ブロックチェーンエンジニアがあります。
16:マーケティングを行う
Webマーケティングでは、Webサイトのアクセス解析や、集客施策の検討などが仕事です。
Webマーケティングは未経験でも仕事に携わることはできますが、実践しなければ知りえないことも多く、実務経験から学んでいかなければならない仕事です。
IT業界に向いている人の特徴7つ
IT業界で活躍できる可能性がある、IT業界に向いている人というのは、どのようなタイプの人なのでしょうか。こちらでは、そんなIT業界に向いている人の特徴を7つ解説します。自分で適性をチェックしてみましょう。
- コミュニケーション能力がある
- 勉強の意欲がある
- 語学力が高い
- 意思表示が得意である
- 柔軟な思考を持っている
- 即戦力になれる能力がある
- 営業やプロジェクトマネジメント業務の経験がある
1:コミュニケーション能力がある
IT業界というと個人で仕事をするイメージがありますが、プロジェクト内容によっては、チームで業務にあたるなど、コミュニケーション能力が必要です。
また、アジャイルソフトウェア宣言でも対話や協調性を重要とし、コミュニケーションの大切さを説いています。
IT業界では、接客業のようなコミュニケーション能力を必要としませんが、クライアントとの信頼関係を築ける、チームで協力して作業を進められる程度のコミュニケーション能力が必要です。
>> エンジニアの上手なコミュニケーションの取り方14選|必要とされる要素とは
2:勉強の意欲がある
IT業界では日々技術が進歩していくため、就職してもITスキルをアップデートするために、日々勉強することが必要です。
IT業界では、勉強に費やす時間が多い人ほど年収が高いと言われています。これらのことからもわかるように、勉強をコツコツと続けていける人が、IT業界には向いている人と言えるでしょう。
3:語学力が高い
特にITエンジニアには、英語の能力が必要です。なぜなら、最先端の技術を習得しようと考えた場合、英語の情報にアクセスすることになるからです。
これは、多くの最先端のIT技術やサービスが海外からくるためです。そのためIT業界で働く人は、英語で最先端の技術やサービス、トレンドなどを収集できる程度の英語能力が必要になります。
>> エンジニアが英語力を身に付けるメリットとは?レベル別の学習方法も紹介
4:意思表示が得意である
意思表示が得意な人は、自分で考えて行動できる人でもあります。何かトラブルが起きたり、壁にあたったりしても自分で乗り越えていけるだけの能力を持っているでしょう。
IT業界は、日々のトラブルも多い業界です。人に意見を聞いてからではないと意思表示ができない人がIT業界を目指すなら、トラブルに直面しても自分ですぐに対応できるよう、自分で考えて調べる癖をつけておくようにしましょう。
5:柔軟な思考を持っている
柔軟性があれば、何かトラブルが起きても、融通が利くためスムーズに仕事をこなせます。
また、エンジニアやプログラマーには、今あるスキル以外にも新しいスキルを身につけようとする柔軟な態度が必要です。
6:即戦力になれる能力がある
IT業界は人手不足の状態であるにもかかわらず、即戦力となる人材を獲得するのは難しいとされています。しかし、即戦力になれる能力がある人は、そんなIT業界でもすぐに活躍できる可能性のある人といえるでしょう。
7:営業やプロジェクトマネジメント業務の経験がある
営業やプロジェクトマネジメント業務の経験がある人も、IT業界に向いている人でしょう。それは、営業やプロジェクトマネジメント業務を経験している人には、IT業界に必要なスキルが備わっているからです。
そのスキルとは、営業やプロジェクトマネジメント業務でも必要な、コミュニケーション能力や論理的思考力、トラブル対応能力などです。
IT企業における外資系と国内系との違い5つ
国内系のIT企業だけでなく、外資系のIT企業も視野に入れると、就職活動や転職活動の幅が広がります。こちらでは、IT企業における外資系と国内系との違いを5つ紹介します。企業選びの参考にしてください。
- 成果主義かどうかの違いがある
- 年収の違いがある
- 評価に違いがある
- 仕事内容の幅に違いがある
- 働き方の柔軟性に違いがある
1:成果主義かどうかの違いがある
外資系と国内系では、成果主義かどうかといった違いがあります。国内企業の多くが年功序列の形をとっていますが、外資系IT企業の多くは、成果主義が導入されているのです。
つまり外資系のIT企業では、国内系のIT企業と違い、個人のパフォーマンスや業績がインセンティブや評価となってあらわれます。
2:年収の違いがある
外資系と国内系のIT企業は、年収でも違いがあります。年収は、外資系のIT企業の方が、国内系企業よりも若干高めです。しかし、外資系企業は成果主義のため、インセンティブや評価が低ければ給与が上がらないことや、減額されることもあるでしょう。
また、国内系のIT企業では福利厚生制度がありますが、外資系IT企業では、福利厚生制度がない、終身雇用制度を導入していない企業も多くあります。
3:評価に違いがある
外資系と国内系では、評価にも違いがあります。国内系では、個人の活躍よりも組織内での動きを評価しますが、外資系では直属の上司が評価を下すため、組織内での動きよりも個人の印象が重要です。
また、外資系IT企業では、自分の意見を持たない人材は評価されないため、外資系のIT企業を希望するなら自分の意見をしっかり持つようにしましょう。外資系では、不明なことがあれば自分から働きかけるような積極性がないと、プロジェクトから外されてしまうこともあります。
4:仕事内容の幅に違いがある
外資系と国内系の企業では、仕事内容の幅に違いがあります。外資系の働き方は、メリハリがある働き方となり、プロジェクトの忙しいときは残業が続き仕事の手が空くようになると定時退社することが可能です。
しかし、国内系企業では外資系のような激務となりにくいものの、会社によっては毎日残業しなくてはならないといった雰囲気があります。
5:働き方の柔軟性に違いがある
外資系と国内系では、働き方の柔軟性に違いがあります。たとえば、国内系では有休の取得は難しいことが多いですが、外資系では有休休暇を取ることに積極的です。
また、女性の働き方についても、外資系では柔軟性があります。海外では産後も女性が働くことが多いため、外資系IT企業の方が女性の産休や育休について理解があるでしょう。
未経験でIT業界を目指す方法4つ
IT業界は、人手不足な業界でもあるため、常に人手を欲しています。そのため、未経験であっても挑戦可能な業界です。こちらでは、未経験でIT業界を目指す方法を4つご紹介します。
- 研修制度が充実している企業を選ぶ
- 実務経験を積む
- 最低限のIT知識やプログラミングを付ける
- ITへの興味をアピールする
1:研修制度が充実している企業を選ぶ
未経験でIT業界を目指す場合、研修制度が充実している企業を選ぶのも1つの選択です。IT業界は人手不足なこともあり、企業側もIT業界未経験な中途採用者を雇用することもあるため、未経験者向けにプログラミング言語などの研修を行っているところがあります。
IT業界を目指したいが、未経験であることでIT業界を目指すことが不安な人は、こうした研修制度のある企業を希望してみてはいかがでしょうか。
2:実務経験を積む
未経験でIT業界を目指す方法に、実務経験を積むという方法があります。
実務経験を積むには、IT業界未経験者でもOKなIT企業の求人に応募し、一度就職することです。他に実務経験を積む方法は、フリーランスで仕事して実績を上げる方法があります。
3:最低限のIT知識やプログラミング能力を身に付ける
未経験からIT業界を目指すなら、最低限のIT知識やプログラミング能力を身に付けておきましょう。プログラミングの習得は、本やインターネットを利用して独学で勉強する方法や、プログラミングスクールに通う方法があります。
また、PHP技術者認定試験や基本情報技術者試験など、プログラミングの資格の取得もIT業界の就職活動にはおすすめです。
そして、プログラミングは取得しておくだけでなく、アプリ開発も行っておくと、より強みとなり良いアピールポイントになるでしょう。
4:ITへの興味をアピールする
ITへの興味をアピールすることも、未経験でIT企業に就職を目指すなら、必要なことです。ITに興味があること以外にも、努力ができる性格であることも、アピールできるポイントとなるでしょう。
未経験者は経験やスキルといったアピールポイントがないため、他のことで業界に対する熱意をアピールしましょう。
IT業界や企業の仕事内容を理解しよう
IT業界の仕事には、様々な職種があります。そしてIT業界は、未経験者でも採用してもらえる可能性がある業界です。IT業界への就職や転職を希望するなら、IT業界や企業の仕事内容を理解してから、チャレンジしてみましょう。
【著者】
東京ITカレッジで講師をしています。
Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。
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