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フリーランスエンジニアに多い職種の仕事内容|働き方の種類や案件獲得方法も解説

  • 公開日:2021-10-30 22:11:14
  • 最終更新日:2023-05-18 14:13:44
フリーランスエンジニアに多い職種の仕事内容|働き方の種類や案件獲得方法も解説

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フリーランスエンジニアのワークスタイル

パソコンデスク

近年では働き方が多様化しており、将来フリーランスのエンジニアとして働きたいと考えている方も多いでしょう。フリーランスとは、企業や組織などに雇用されずに自分で仕事を受注し、報酬を受け取る働き方のことです。


フリーランスのエンジニアには、在宅型と常駐型の2種類のワークスタイルがあります。ここではフリーランスエンジニアのワークスタイルについてそれぞれ解説していきます。

在宅型で働く

在宅型とは、案件ごとに企業と契約を結んで自宅で業務を行うというワークスタイルです。請負契約であれば成果物を提出することで報酬が支払われ、準委任契約の場合は業務を遂行することによって報酬が支払われることになります。


在宅型のフリーランスエンジニアは自宅で作業することができるため、一般的にイメージしやすいフリーランスの働き方だと言えるでしょう。

常駐型で働く

常駐型とは、案件ごとに企業と契約を結んで契約先の企業に常駐し、業務を行うというワークスタイルです。常駐型の場合は1~3ヵ月程度の期間で更新を行うことが多く、報酬は契約の際に決められた金額が参画した期間分支払われることになります。


常駐型の場合は契約先企業に出勤する必要がありますが、在宅型のように個別の案件を受注するよりも収入が安定しやすく、大企業の大きなプロジェクトにも参画できる可能性があるというメリットがあります。

フリーランスエンジニアの市場での需要

お金を生み出す

近年ではIT業界全体で人材不足が深刻な状態になってきています。さらにIoTやAIなどのニーズの高まりにより、これらの先端技術を使ったシステム開発のスキルを持った人材の需要も高まっています。


これらの背景からフリーランスエンジニアの需要は年々増してきており、フリーランスエンジニアの市場も拡大しています。

フリーランスエンジニアに多い職種9個の仕事内容

イラスト

フリーランスエンジニアとひとくちに言っても、その職種や仕事内容はさまざまです。プログラマーのようにコーディングを行うフリーランスエンジニアもいれば、サーバーやデータベースなどを設計、構築するようなフリーランスエンジニアも存在します。


ここではフリーランスエンジニアに多い職種の仕事内容についてそれぞれ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:Webデザイナーの仕事内容

フリーランスのWebデザイナーの場合、システムやサービスのWebデザインを行うことが仕事内容になります。Webデザイン案件はフリーランスエンジニアの案件の中でも案件数が多い傾向があります。


また、単にデザインを行うだけでなく、ユーザー目線でのUI/UX設計やコーディングなどのスキルを持ったWebデザイナーは特に需要が高いでしょう。

>> フリーランスのWebデザイナーとは?仕事に必要なスキルなどについて紹介

2:システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアとは、システム開発プロジェクトにおける上流工程である要件定義や仕様書の作成などを行うエンジニアです。フリーランスのシステムエンジニアの場合、クライアントの要望に合わせて要件定義やシステム設計などを行うことが主な仕事となります。


基本的に上流工程を担当することになるため、案件の獲得には高いスキルや実績が必要になります。

>> フリーランスのシステムエンジニアになるには?働くメリットやデメリットも解説

3:プログラマー(コーダー)の仕事内容

フリーランスのプログラマー(コーダー)の場合、さまざまなシステムやサービスなどのプログラミングを行うことが仕事内容になります。プログラマーやコーダーの案件は非常に多く、開発するものも多岐に渡ります。


また、開発に使用するプログラミング言語も案件によって異なるため、幅広い選択肢の中から案件を獲得するには、使用できる言語も複数あることが望ましいでしょう。

>> フリーランスプログラマーってどんな仕事?働き方やメリットもあわせて紹介

4:組み込みエンジニアの仕事内容

組み込みエンジニアとは、電化製品や機械などを動かす組み込みシステムの開発を行うエンジニアです。フリーランスの組み込みエンジニアの場合、組み込みシステムの要件定義やシステム設計、ハードウェアやソフトウェアの設計開発など、非常に幅広い仕事内容があります。


また、近年ではIoTを利用した組み込みシステムの案件が多いため、先端技術を扱える組み込みエンジニアは特に需要が高くなっています。

>> 組み込みエンジニアとはどんな職業?仕事内容や年収・職業に就く方法を紹介

5:ネットワークエンジニアの仕事内容

フリーランスのネットワークエンジニアの場合、ネットワークの設計や構築、保守・運用が主な仕事内容になります。クライアントの要望に沿って最適なネットワークの設計や、ネットワーク機器の設置・設定などを行い、ネットワーク環境を構築します。


ネットワークには安定した需要があることから、フリーランスエンジニア向けの案件の中にもネットワークエンジニア案件は数多く存在しています。

>> ネットワークエンジニアの主な仕事内容|やりがいや求められる知識・スキルを解説

6:セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアはネットワークエンジニアやサーバーエンジニアと同じくインフラエンジニアの職種の1つです。フリーランスのセキュリティエンジニアの場合、セキュリティ対策やプライバシー保護などの案件に対応することが主な仕事になります。


具体的には、ITインフラやソフトウェアに関するセキュリティ対策の助言を行ったり、システムなどの脆弱性の調査などを行ったりします。

>> セキュリティエンジニアってどんな仕事?必要な知識や資格もあわせて紹介

7:データベースエンジニアの仕事内容

フリーランスのデータベースエンジニアの場合、データベースの設計や構築、保守・運用などが主な仕事になります。OracleやMicrosoft SQL Server、MySQLなどのデータベースシステムを使い、データベースの設計開発や稼働したデータべースの管理運用を行います。


従来のようなデータベース案件は近年のクラウドサービスの台頭によって減少傾向にありますが、クラウドやセキュリティの知識を持ったデータベースエンジニアであれば需要は高いでしょう。

>> データベースエンジニアとは?将来性や持っておくと良い資格4選も紹介

8:サーバーエンジニアの仕事内容

フリーランスのサーバーエンジニアの場合、サーバーの設計や構築、保守・運用などが主な仕事になります。LinuxやWindowsなどのOSを使ってサーバーの設計を行ったり、サーバー機器を設置して構築を行ったりします。


また、サーバーにもWebサーバーやアプリケーションサーバー、メールサーバーなどさまざまな種類があり、案件ごとに携わるサーバーも異なります。

>> サーバーエンジニアへの転職は難しい?仕事内容や将来性について解説

9:フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーションなどのユーザーの目に見えるブラウザ側の処理を担当するエンジニアのことです。


フリーランスのフロントエンドエンジニアの場合、Webデザイナーが作成したデザインをもとに、JavaScriptやHTML/CSSなどを使ってフロントエンドの開発を行うことが主な仕事内容になります。

>> フロントエンドエンジニアになるには?目指す方法や必要スキルを紹介

フリーランスエンジニアの職種で働くメリット7選

パソコンを使う人

ここまでさまざまなフリーランスエンジニアの職種について紹介してきましたが、実際にフリーランスエンジニアとして働くことには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。


ここではフリーランスエンジニアの職種で働くメリットについて紹介していきます。

1:能力に見合った評価を受けやすい

会社に勤めてエンジニアとして働く場合、どうしても会社にある年功序列などの制度の影響を受けることになります。そのため、高いスキルがあったとしてもすぐに能力に見合ったポジションなどに就くことは難しいでしょう。


しかしフリーランスエンジニアの場合は年功序列などの影響を受けないため、能力に見合っただけの報酬を得ることが可能です。そのため、まったく同じスキルであれば、会社員エンジニアよりもフリーランスエンジニアの方が高い収入を得られる可能性が高いです。

2:職種を一つに絞る必要がない

エンジニアとして会社に勤める場合、プログラマーやシステムエンジニアなど、自分の職種の担当業務を行うことになります。


しかしフリーランスエンジニアの場合は職種を一つに絞る必要がないため、どのような案件でも自分の判断でチャレンジすることができます。もちろんスキルは必要になりますが、さまざまなエンジニア職の案件に携われるのはフリーランスエンジニアのメリットだと言えるでしょう。

3:国内・海外などエリアを選ばず仕事ができる

会社に勤めていると、決まった勤務地に出勤して決まった内容の仕事を行う必要があります。しかしフリーランスエンジニアの場合は国内や海外を問わず、自分で好きな仕事を選んで受注することができます。


在宅型の案件も常駐型の案件も自分の好みで選べるため、スキル次第で好きな仕事だけを受注して報酬を得るという働き方も可能になります。

4:案件によって高額収入が期待できる

前述のとおり、同じスキルであれば会社員エンジニアよりもフリーランスエンジニアの方が高い収入を得られる可能性が高いです。また、案件の中には非常に報酬が高いものもあるため、案件受注に見合ったスキルを持っていれば高額収入も実現できるでしょう。


会社に勤めていると自分で案件を選ぶことができないため、高いスキルを持っていても活かせなかったり、報酬に結びつかなかったりするケースも多いです。

5:仕事内容の選択ができる

フリーランスエンジニアは自分で好きな仕事を選ぶことができます。会社勤めをしていると上司からの指示でやりたくない仕事を行わなければいけないこともありますが、フリーランスの場合は自分の判断で仕事内容を選択することができます。


もちろん仕事内容を選ぶにはそれに見合ったスキルが必要になりますが、特化したスキルがあればその領域で仕事を選びやすくなるでしょう。

6:プライベートとの両立ができる

会社に勤める場合、仕事終わりの夜遅くに家事をこなさなければならなかったり、家族との時間を確保しづらかったりするため、プライベートとの両立が難しくなります。


しかし在宅型のフリーランスエンジニアであれば自宅で仕事をすることができるため、仕事をしながら家事を進められるなどプライベートとの両立もしやすいでしょう。

7:人間関係に左右されることが少ない

会社に勤めていると、どうしても同じ部署やチームでの人間関係に悩まされることがあります。また、職場の環境はすぐに変わるわけではないため、長期間悩まされ続けるということも少なくはありません。


一方フリーランスエンジニアは自分で仕事相手を選ぶことができ、さらに在宅であれば毎日顔を合わせるわけでもないため、人間関係の悩みに左右される可能性が少ないです。

フリーランスエンジニアの職種で注意する6つのポイント

パソコンを使う男性

フリーランスエンジニアとして働くことにはさまざまなメリットがありますが、一方でいくつかの注意点もあります。注意点を知らずにフリーランスになってしまうと後悔する可能性もあります。


ここではフリーランスエンジニアの職種で注意するべきポイントを紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:案件獲得の営業力が求められる

フリーランスエンジニアとして案件を獲得するためには、自分で案件を獲得していく営業力が必要になります。実力や実績があれば条件の良い案件を獲得しやすいですが、営業力があれば実績以上の案件を獲得できる可能性もあります。


ただし、営業力によって優良案件の獲得を目指す場合は、自分自身でクライアントを見つけて直接契約を行う必要があります。

2:自主的に最新情報収集や学習が必要

IT業界は日々技術が進化しており、少し前までトレンドになっていた技術がいつの間にか廃れてしまっているといったことも珍しくはありません。そのため、フリーランスエンジニアになる場合は自分から最新のIT情報を収集したり、勉強したりする必要があります。


常にスキルアップを目指していける人であれば、フリーランスエンジニアになっても自分で案件を獲得していけるでしょう。

3:病気や入院などで安定収入が守られない場合がある

会社員の場合は毎月決まった給与を得ることができ、突然病気になって会社を休むことになったとしても、特別休暇などの福利厚生を利用することができるでしょう。


しかしフリーランスエンジニアの場合は仕事量によって収入が増減するため、継続して案件を獲得できれば高い収入を得られる可能性もありますが、病気などで入院して仕事ができなくなれば収入がなくなる可能性もあります。

4:税金や保険を全額自分で支払う必要がある

会社に勤めている場合、従業員は会社の健康保険組合に加入することになります。また、保険料は会社と折半になるため、負担する金額は半額となります。


しかしフリーランスの場合は税金や保険料を全額自分で支払う必要があるため、会社員エンジニアとして働いていたときよりも高額になる可能性があります。

5:人間関係・仕事の幅を広げるのが難しい

会社に勤めている場合、会社のつながりで人脈を広げたり、さまざまな仕事に携わったりできる可能性があります。


しかしフリーランスエンジニアの場合は自分で案件を獲得しなければいけないため、案件の内容が自分の得意分野に偏る可能性が高く、人脈も直接関わるクライアントのみに限られます。


そのため、フリーランスで人脈や仕事の幅を広げていくには、積極的に人脈作りや案件獲得を行う必要があります。

6:納品後の収入のため十分な貯蓄が必要になる

フリーランスエンジニアとして仕事をする場合、報酬が振り込まれるのは納品後になります。そのため、案件自体の単価は高くても、収入があるのは数カ月後になるというケースも珍しくはありません。


そのため、フリーランスエンジニアを目指す場合には十分な貯蓄を作ってから独立する必要があります。

フリーランスエンジニアの案件獲得方法4選

パソコンを使う人

フリーランスエンジニアとして仕事をしていく場合、自分で案件を獲得する必要があります。具体的には、クラウドソーシングサイトやエージェントを利用する方法が一般的だと言えるでしょう。


ここではフリーランスエンジニアの案件獲得方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

1:クラウドソーシングサイトに登録する

クラウドソーシングサイトとは不特定多数の人が集まるサイトのことで、案件を獲得したいフリーランスと案件を行ってくれる人材を探している企業の業務委託のやりとりができるサイトです。


クラウドソーシングサイトを利用することで、自分で直接クライアントと契約を行うよりも簡単に案件獲得ができます。

2:フリーランス専用のエージェントに登録する

フリーランスエンジニア向けのエージェントや求人サービスに登録することで、簡単に案件を獲得することができます。


エージェントは企業との仲介や案件獲得のサポートを行ってくれます。また、細かい疑問点なども相談できるため、フリーランスエンジニアとして働く上で不安がある場合は、積極的に活用するのがおすすめです。

>> 複数のフリーランスエージェントに登録するメリットは?注意点もあわせて解説

3:前職の関係者や友人から紹介をもらう

前職の関係者や友人などから仕事を紹介してもらうことで、フリーランスエンジニアの案件獲得を行う方法があります。フリーランスエンジニアとして独立してからの最初の仕事が前職の関係者という場合は珍しくありません。


また、前職の関係者や友人を通して人との繋がりが広がっていけば、次々と別の仕事を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。

4:案件を獲得したい企業にアプローチする

以前から気になっている企業やサイトなどがある場合は、直接企業にアプローチするという方法もあります。Webサイトを運営している企業であれば、サイトから問い合わせを行うことができます。


また、直接企業にアプローチする場合、まずは自分がどのようなことができるのか、企業に対して提供できる価値についてアピールすることが大切です。

将来性の高い専門職種のフリーランスエンジニアを目指そう

フリーランス

フリーランスエンジニアにはさまざまな職種があり、スキルさえあれば異なる複数の職種の案件を受注することも可能です。


ぜひ本記事で紹介したフリーランスエンジニアに多い職種の仕事内容やフリーランスエンジニアの職種で働くメリットなどを参考に、フリーランスエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。


【著者】

【記事監修】山崎 裕(東京ITカレッジ講師)

東京ITカレッジで講師をしています。

Java 大好き、どちらかというと Web アプリケーションよりもクライアントアプリケーションを好みます。でも、コンテナ化は好きです。

Workteria(旧 Works)ではみなさまのお役に立つ情報を発信しています。

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